痩せるために食事を抜いたり、野菜しか食べなかったり
するとどうなるのでしょうか？
人間の体は、体内に入ってくる栄養が不足を感じると
飢え死にしないためにせっせと肝臓に脂肪を
ため込み始めるのだそうです。
この状態が続くと肝臓は脂肪だらけになり
脂肪肝へと突き進んでしまいます。
脂肪肝になれば肝機能が低下してしまいますので
代謝も低下して、その結果脂肪肝がさらに進むと
同時に、余った脂肪は体内に蓄えられていくことになります。
食べ物が少なくなれば、死なないために
体内に脂肪をため込み、消費するエネルギーを
出来るだけ少なくするというのが何万年も
生き抜いてきた人間の体の生き残る作戦です。
ですので、例えば、
『痩せたいから食べない』
『痩せたいから野菜だけ食べる』
といった行動は人間の生き残り作戦に逆らうもの
なので効果を得られることはありませんね。
昔から言われていることかもしれませんが、
バランスの良い食事を適量、ゆっくり、よく噛んで
食べることがダイエットの基本になるそうです。
また、寝不足もダイエットの大敵です。
寝不足ということは活動時間が長いことを意味するので
体は通常よりも多くのエネルギーを摂取するように
働きます。
体が寝不足を感知すると、そのストレスで
満腹感を感じるよう働くレプチンというホルモンが
減少し、食欲を増進させるグレリンというホルモンが
増加します。
その結果、食べ過ぎて太ってしまうという感じになります。
寝不足だと消費エネルギーが増え痩せそうに思いますが
体はそのストレスに反応して太ろうとするのだそうです。
昔、調理師免許などの資格をとるのに勉強した、栄養学などの
本を読み返してみると
『こんなこと書いてあっただ』
というのが多く、ほとんど忘れてしまっていて
改めて新鮮な感じで読むことができますね。
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