エフィカシーという言葉がありますが
日本語にすると『自己評価の考え方、捉え方』
『自己効力感』ということになります。
簡単に書くと
『自分には物事を成し遂げる能力がある』
という感覚になります。
料理を上手に作れるようになりたいと思い
始める時も
『自分には美味しい料理を作れるようになることができる』
という確信が大切です。
もう少し細かく書くと
『最初のうちは失敗を繰り返しても
その失敗から学び続けていくことで
レシピなど見なくても美味しいものが
できるようになる』という
揺るぎない感覚です。
この感覚を得るためには
実際に作って美味しいものができたという
継続的な達成が必要になります。
でも、いきなり初めて作るもの全てが
美味しくできるようになることは
無理があります。
一見簡単そうに見える料理も
段階を踏み身につけていかなければ
本当に上手にできるようになるのは
難しいです。
しかし、いきなり高いハードルの目標設定をしても
そこまで到達したことがなければ
超え方もわからないので超えられる見込みも
生まれてきません。
まずは、ちょっと頑張ったら超えられそうな
目標を設定して超えられたという成功体験を
積み重ねながら、さらに高い目標を設定して
作り続けて積み上げていくことになります。
最初は初歩的なゴールを設定して
、それをクリアすることで自己効力感を実感することから
スタートします。
例えば、
初めて鉄棒で逆上がりがようになった時
『やったー』
と快感を覚えると思います。
それが鉄棒に対する自己効力感の始まりです。
でも、逆上がりできることにすぐに慣れてしまいますので
さらに自己効力感を感じるためには
もっと難しい技に挑戦しなければなりません。
だから練習し、できるようになりを繰り返し、螺旋(らせん)
を登っていくことが『上達』です。
人生で成し遂げられる『素晴らしいこと』のほとんどは
最初は低いところから徐々に、しかし継続的に
登り続けることによって、ついに達成されるものです。