シンプルにいきつく

料理は食材があって初めて

作れます。
 
日本に住んでいると食材のありがたみを
忘れがちになりますが
そこに行くつくまでには、自然の恵み、
漁師、野菜やお肉などの生産者、流通業者
など様々な人やものが関わって
初めて手元に届き料理をすることができます。
 
その大切な食材をいかに無駄なく生かして
美味しく作れるかが料理だと思います。
 
そのことを深く考えていくと
だんだん
『よりシンプルに食材の持つ力を最大限に引き出す』
ことにいきつくのかなと思います。
 
食材の持ち味がなくなるような強い味付け、
旨味などが全て抜けてしまうような火の入れ方
食材の持ち味消えてしまうほどの過剰な盛り付けの飾り
などは知れば知るほど省けるようになっていきます。
 
食材をこねくり回し、結果マズくしてしまったのでは
身も蓋もありませんので
『この料理は何を味わってもらいたいのか?』
を作る前に考えることができると
余計なことをしなくなり本質が見えてくる
ようになるのだと思います。