冷凍食品とそうでないものの揚げ方は少し異なります。
まず、冷凍食品を揚げるとき、揚げる前に解凍してはいけません。
理由は、解凍してしまうと食品の水分や冷凍時に付着した水分が
溶け出しパン粉がベチョベチョになってしまうこと
また、特に肉や魚はドリップしてしまい旨味が出てしまうことなど
があげられます。
油の量も生の食材を揚げるときより多めにし
冷凍食品がしっかり隠れるくらい入れるようにすると
パン粉などが浮いて剥がれにくく揚げやすくなります。
やはりここでも大事なことは『温度』です。
一見冷凍食品の方が簡単そうに思えるかもしれませんが
実際には常温のものを揚げるより気を使います。
温度が高すぎると表面ばかり焦げてしまって
中が冷たいままという事にもなってしまいますし
また、温度が低すぎると今度は食材にもよりますが
破裂してしまいやすくなりますので
注意が必要です。
そしてもう一つ気をつけたいのが
冷凍食品の場合凍っておりますので常温のものより
温度の変化が激しくなるという点ですので
1度に揚げる量に気をつけましょう。
揚げ物のコツをまとめますと
1)揚げる前に必ず温度をチェックする
2)食品を一度に入れすぎないようにする
3)油に入れたら食品をあまり触らないようにする
4)火力に対して鍋の大きさ、油の量を決める
5)揚げ物の泡の出方や音で揚げあがりタイミングをとる
なかなか1度で上記の事すべてを
マスターすることは難しいですので
全部を一度に身につけようとするのではなく
できることから1つ1つ身につけていくと
着実にできるようになります。