丸々1匹の魚を下ろすとき、
魚によっていろいろなおろし方がありますが、
中でも3枚おろしというのが一番基本的で
出番の多いやり方だと思います。
3枚おろしが上手にできるようになれば
一般的な魚には大体適応できますので
まずは3枚おろしから覚えてしまうことをお勧めします。
大きさはいろいろありますが、基本は全て一緒です。
大切なことは、まず魚の構造を知ることと
お使いの包丁の角度を把握することです。
いきなり開いていく前に、
魚の骨のある場所やヒレ、
関節といった基本的なところの場所を把握し、
そこを踏まえてどこに包丁を入れていけば
良いのかをイメージします。
次に、意外と見落としがちですが、
包丁の角度も大事になってきます。
包丁というのはどのような包丁でも必ず
刃がついており角度がありますので
その角度を中骨などに合わせて切っていかないと
身がごっそりと中骨についてしまい
もったいない感じになってしまいますので
注意が必要です。
他にもたくさんのポイントがありますので
レッスンではしっかりとしたコツをお伝えしていきますが、
まずは上記を踏まえながらお試しください。
1度や2度では難しいですが
諦めることなくその都度よくできなかったところがあれば
なぜよくできなかったのかを洗い出し
次に繋げていけばいつの間にか
自然とできるようになると思います。
魚をおろせるようになれば、
アラや内臓なども使えて料理のレパートリーも広がりますし、
切り身を購入するよりとても経済的ですのでとってもお勧めです。
あまり知られておりませんが、
魚というのは多少の差はありますが、
6〜7割がアラで上身にすると3〜4割ほどに
なってしまいますのでお魚屋さんでは
その分を上乗せして売っているのが一般的ですから
いかに割高かおわかりいただけるのではないでしょうか?