和食料理人の宿命ともいうべき
年末恒例のおせちの時期が近ずいてきました。
今年はとても上質なボラ子(カラスミの原料)
をひょんな事から好意にしている
市場の八百屋の社長から4キロほどいただき
仕込んでおりますが、
八百屋の社長『このボラ子あげるからできたら半分持ってきて』
と言われ、よくよく考えると
社長が食べたいために人に仕込ませて
美味しいところを持って行こうという魂胆でした。
まんまとはめられてしまいました(笑)
まー毎年作っているので良いのですが
商売上手だなーと感心させられます。
カラスミの仕上げる状態は、好みによって異なりますので
かかる日数はまちまちですが
私の場合だいたい20日〜30日ほどかけて
仕上げていきます。
きれいに血抜きをし4日〜1週間ほど塩につけて
〆その後、塩抜きをしてから焼酎に1日くらいつけます。
形を整え、20日ほど面倒を見ながら干して
出来上がる感じですが、ものの状態で日数は異なってきます。
日持ちしますのでそのままスライスしてカラスミ大根や
炊き込みご飯、お蕎麦と和えるカラスミ蕎麦、
焼きカラスミ和えなど
色々な料理に使えて味に旨味と深みが増しますので
美味しいです。
手間はかかりますが、難しくはありませんので
今が購入する最後のチャンスですので
今年のおせちに手作りカラスミに
挑戦して見てはいかがでしょうか?