長い間、僕は
何かを学ぶということは出来上がりを
身につけることだと思っていました。
料理で言えば、出来上がった料理を作れるようになることが
出来るようになることだと勘違いしていました。
例えば、肉じゃがを作れるようになりたいと思えば
大切なのは、出来上がった肉じゃがをおいしく作れるようになる
ことだと勘違いしていたということです。
しかし、料理を初めてしばらくしてから
そうではないなと気づきました。
美味しい肉じゃがを作れるようになるということは
間違いではないのですが、もっと大切なこと
学ぶべきポイント、学ぶべき価値のあるものは
そこに行くつくまでの工程に価値があるということ
です。
美味しく出来上がるまでの工程や意味、手順が
合っていれば美味しくできないはずが
ないということです。
逆を言えば、美味しくできなかったということは
出来上がるまでの工程や、手順など何かが
良くなかったから美味しくできなかったので、
自身でそこを深く掘り下げ、考え次に生かすことが
最も大切なことだと思います。
また、一度や二度でできるようになることは
まずありませんのでつくった回数が
数えるくらいというのは上記を考える以前の問題です。
少なくとも同じ料理を三桁を数えるくらいは作らなければ
本当の答えは見え始めることすらなく
終わってしまいます。
ちょっと何を言っているのかわかりずらいかもしれませんが
作れるようになることを目的とするなら
出来上がりにのみ着目するのではなく
そこまでの工程や手順、意味に着目するほうが
最も早く身につく方法だと思います。