毎年恒例で冬の定番”カラスミ”作りをしています。
とても手間と時間がかかりますので
料理人以外はよほど好きでなければ
作らないものだと思います。
大まかな作り方は
まずは、生のボラ子を丁寧に血抜きをします。
血抜きがしっかりできていないと生臭くなってしまったりしますので
とても重要で根気のいる作業です。
卵の間に入っている血管一本一本から押し出すようにして
皮が破れないようにそーっと抜いていきます。
全て血抜きできたら水に半日ほど漬け更に血抜きします。
その後、血抜きをしたボラ子にたっぷりの塩をまぶして約1週間
塩漬けにします。
(水が出ますのでその間何度か塩をぬり替えます)
水分が抜け、カチカチになったら
水で流してから1日水につけ塩抜きをします。
その後、お酒や焼酎の中に入れ1週間漬けます。
ここまでで約2週間以上、、、
まだまだこれからです、、、
お酒の中で柔らかくなりある程度癖も抜けたら
いよいよ干しの作業にかかります。
日の出ている間、外干し、夜は冷蔵庫にしまってを
繰り返すこと20〜40日(大きさや、天候などで変わります)
だんだん乾いてきて光沢が出てきます。
硬さや色つやを見て出来上がりを判断し
完成です。
全ての工程で40日から50日くらいかかりますので
冬の一大イベントです。
でも、手塩にかけて作ったカラスミはサイコー!
料理にも、お酒のおつまみにもなりしばらく楽しめますし
出来上がっていく工程を見ているとなんだか
楽しくなってきます。
手間はかかりますが、それほど難しくはありませんので
挑戦してみると楽しさがわかっていただけると思います。
塩抜き中 干して3日目 干して10日目(今ここ)
ぜひ作ってみたいという方でもっと詳しい作り方をご希望の方は
そっとご連絡ください。