馬鹿正直に生きていると損をすることも
多いと思います
『正直者はバカを見る』
昔から言われておりますが、あながち間違いではないのでしょう
料理人をしている人の多くは
いずれ自分のお店を開くなどしてやってみたい
と思っている人が普通ですが、
僕はお店をやろうとはゼロではありませんがあまり思いません
理由は簡単で、自分の中でその先の目的が
見えないからです
例えば、お店を開いてお客様に来ていただき
美味しいと思ってもらう
で?
それだけ?
その先はないの?
と思ってしまいます
僕の場合、その先がないと長く続けることが難しいと思っていて
店を始めた目的すら見失ってしまうような気がするからです
大怪我をし、色々な人に助けていただき
救われたことがある経験から、
何か自分以外の人の役に立てるようになりたい
役に立つことをやって生きていきたい
と長年感じておりますが
歳を重ね、ますます強くなっています
僕にできる
”やくに立てるようなこと”
があるとすれば料理以外には
難しいと思います
最近では、気候変動が加速度的に進んでおり
今後も進み続けると思いますのでますます
天災などのリスクが高まりますが、
そんな時、すぐに現地に飛べる人を見ていて
行けていない自分にもどかしさを強く感じます
なぜ自分は行けないのか?
どこかで他人事のように思っていないか?
守りに入っていないか?
自問自答を繰り返します
もし、キッチンカーなどがあっていつでも
現地に出向くことができ、出来立ての
料理を振る舞うことができたらどうだろうか?
仮に、自分が被災者の立場だったら、大変な状況の中でも
暖かい料理を食べれることに
純粋に”ありがたい”と思えると思います
自分以外の人の役に立てることって
そんなに簡単ではないと思いますが
実際に行動に移してこそだと思いますし、
気持ちが整ってきた時が行動に移すときだと思います