故郷の味

 

子供の頃に食べていた郷土食は

久しぶりに食べると当時を思う出すような

懐かしさを感じることができます

 

美味しい不味いなどでは測れない

なんのことはない素朴さがなんとも言えません

 

僕の地元、群馬県桐生市には

郷土料理の一つに焼きまんじゅうなるものが

あります

 

小麦粉にふくらし粉や水を入れ混ぜたあと蒸してから

甘辛いタレを表面に塗って焼き上げたものですが

中身は何にも入っておらず

他の地域の人が食べたら

 

”これがまんじゅう?”

”ずいぶんシンプルな食べ物だな”

 

と言われそうです

 

先日、父が遊びに来るついでに買ってきてくれたのですが

その素朴さがなんとも言えず懐かしくて

なんだか嬉しく当時を振り返りながら

いただきました

 

その当時はなんとも思わなかった味ですが

地元を離れてから倍近い年月がたち

改めて食べてみると当時とは違った感じで

良いものです

 

料理というのはいろいろな角度があり

会席料理、家庭料理、郷土料理などなど

それぞれに良さや作り方があり

そこにいろいろな会話や話題が生まれたりするから

飽きることなく楽しめるのかな

とも思います

 

気候変動とともに食材も旬というものが

なくなりつつある現在でも末長く残ってもらいたい

と思う伝統の味です

 

 

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